ラ・ターシュ La Tâche グラン・クリュ
ラ・ターシュは、ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュの中でも6haほどとまとまった広さを持ち、単独所有者ロマネ・コンティが管理するモノポール(単独所有畑)です。ピノ・ノワール単一品種で仕込まれ、北の一辺を除く三方をヴォーヌ・ロマネ村名AOCの畑に囲まれています。長い熟成を経てから開けてみたい一本です。
テロワール
畑の総面積は6.06ha、実際の栽培面積はBIVBの2023年データで5.94haほどです。区画は「ラ・ターシュ」本体(1.43haほど)と、隣の「レ・ゴディショ」または「ラ・ターシュ」と呼ばれる区画の大半(4.63haほど)の2筆からなります。標高250〜310mの東向き斜面に開け、土壌は石灰質を含む褐色の粘土質土壌で、斜面の上部では薄く下部ほど深く堆積します。北の一辺だけLa Grande Rueのグラン・クリュと接し、残る三方はヴォーヌ・ロマネ村名AOCの畑に囲まれています。格付け基準を満たさない年はヴォーヌ・ロマネ村名AOCのプルミエ・クリュとして出荷されます。上部で薄く下部で深いという土壌構成が、広い区画の中でも果実味の凝縮度に幅を持たせます。
特徴
ラ・ターシュはピノ・ノワール100%で造られる赤ワインです。熟すと紅色を帯びる濃いルビー色に、赤い果実や黒い果実、すみれ、香辛料、下生えを思わせる複雑な香りが幾重にも重なります。口に含むと果実味がしっかりと広がり、なめらかな質感の奥に長い余韻が続きます。栽培から醸造まで一貫して手がけるのはロマネ・コンティのみです。ジビエや味の濃い肉料理、鴨などの野禽、ローストした仔牛肉と好相性で、15〜25年ほどの熟成を経てから楽しみたい一本です。