ロマネ・コンティ Romanée-Conti グラン・クリュ

ロマネ・コンティは、ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュの中でも際立って小さな一区画を、ただ一つの造り手だけが所有するモノポール(単独所有畑)です。ピノ・ノワール単一品種で醸造され、栽培から瓶詰めまでロマネ・コンティが一貫して手がけます。一度は巡り合ってみたい、ブルゴーニュ赤ワインを代表する一本です。

テロワール

畑は東向きの緩斜面に位置し、標高は250〜310mほどです。土壌は石灰質を多く含む褐色の土で粘土分が強く、表土の厚さは60cmほどです。区画は2筆の地籍からなり、合計面積はBIVBの2023年データで1.81haほど、東西164m・南北150mほどの小さな四角形を成します。北はRichebourg、東はRomanée-Saint-Vivant、南はLa Grande Rue、西はLa Romanéeと、いずれもグラン・クリュの畑に囲まれています。1980年代から有機栽培、2007年以降はビオディナミへと栽培方法を切り替えてきました。格付け基準を満たさない年は、ヴォーヌ・ロマネ村名AOCのプルミエ・クリュとして格下げされることがあります。薄い表土と小さな区画という条件が樹の勢いを抑え、凝縮感のある果実味を生みます。

特徴

ロマネ・コンティはピノ・ノワール100%で造られる赤ワインです。熟すと深みを増すルビー色に、赤い果実や黒い果実、すみれ、香辛料、下生えを思わせる複雑な香りが幾重にも重なります。口に含むと豊かな果実味の奥に繊細な酸が透け、余韻は長く続きます。栽培から醸造まで一貫して手がけるのはロマネ・コンティのみです。ジビエや鴨などの野禽、しっかりとした味わいの肉料理と好相性で、20〜40年ほどの長期熟成にも耐えるとされます。抜栓の時期を急がず、じっくりと熟成を待ってから楽しみたい一本です。

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