クロ・ド・タール Clos de Tart グラン・クリュ

クロ・ド・タールは、1141年にタール修道院の尼僧たちが開いた畑をルーツに持ち、畑名と同じ1つのドメーヌだけがAOC全域を所有するモノポール(単独所有畑)です。ピノ・ノワール単一で仕込まれる骨太な赤は、若さゆえの力強さと熟成後の複雑さの両方を見せてくれます。

テロワール

クロ・ド・タールは面積7.39haの畑で、モレ・サン・ドニのグラン・クリュの中でも、単一のドメーヌが石垣で囲まれた一続きの区画をまるごと所有する点が際立っています。北はクロ・デ・ランブレイ、南はボンヌ・マールという2つのグラン・クリュに挟まれ、東はモレ・サン・ドニ村名AOCとその中のクリマ「レ・リュショ」、西はクリマ「アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジ」と接し、村名AOCの中に完全に囲まれる形で位置しています。土壌は石灰岩の基盤の上に40から120cmほどの崩積土が積もり、粘土と石灰質が入り混じった構成です。この土の厚みが根を深く張らせ、若いうちは力強いタンニンを、熟成が進むと複雑さをもたらす骨格を育てます。

特徴

クロ・ド・タールの赤は、濃いルビー色に、いちごやスミレを思わせる香りが特徴です。若いうちは骨太でタニックな飲み口ですが、熟成が進むにつれて複雑さと魅力的な柔らかさが顔を出し、長い年月に耐える骨格をあわせ持っています。造り手はクロ・ド・タール1軒のみで、畑の個性がそのままボトルに表れます。鳥料理やジビエ、熟成した香り高いチーズなど、しっかりとした料理とともに、時間をかけて熟成させてから開けたい一本です。

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