ヴィンテージから探す 36 年分

年ごとに、楽天市場・Yahoo!ショッピングに在庫のある銘柄の数と 750ml の最安値・中央値、その年の作柄をまとめています。価格は毎日更新。年を押すと、その年の産地別・色別の在庫と作柄の解説に進みます。

当たり年の見方

「当たり年」は、天候に恵まれてぶどうが健全に完熟し、造り手を問わず出来のそろった年のことです。ブルゴーニュで作柄を分けるのは主に 3 つ。春の遅霜と夏の雹(収穫量を減らす)、夏の暑さと乾き(果実の凝縮と糖度を決める)、収穫期の雨(腐敗と水っぽさを招く)です。夏が不安定でも、9 月に乾いた北風が吹いて持ち直した年は評価が上がります。

赤と白で当たり年は一致しません。暑い年はピノ・ノワールの色と凝縮感に恵まれる一方、シャルドネは酸が落ちて早飲み向きになりがちです。逆に涼しく長い生育期の年は白の酸と香りが際立ちます。専門誌や BIVB の年次評で赤の評価が高い年としてよく挙がるのは 2005・2009・2010・2015・2019・2020 年、白では 2014・2017・2020 年です。ただし造り手と畑の差は年の差より大きく、評価の低い年の上手な造り手の一本が、当たり年の平凡な一本に勝ることは珍しくありません。

買う側の実利で言えば、本数が多く値段のこなれやすい当たり年は、収穫量にも恵まれた年(2009・2017・2018・2022・2023 年)にあります。霜や雹で収量の落ちた年(2016・2021・2024 年)は本数が少なく、同じ銘柄でも高くなりがちです。下の表の「在庫あり銘柄」と「中央値」を並べて見ると、その年の手に入りやすさが分かります。

年ごとの在庫と価格

ヴィンテージ在庫あり銘柄出品数最安値最安値の中央値
2025 年 51 207 ¥1,890 ¥4,010
2024 年 1,085 4,739 ¥1,690 ¥12,265
2023 年 3,803 18,285 ¥1,232 ¥13,673
2022 年 4,183 17,680 ¥1,698 ¥13,673
2021 年 2,678 9,235 ¥1,680 ¥15,529
2020 年 1,868 5,104 ¥1,344 ¥15,840
2019 年 845 1,797 ¥1,411 ¥22,330
2018 年 746 1,690 ¥2,233 ¥24,860
2017 年 526 1,246 ¥1,899 ¥26,400
2016 年 363 732 ¥2,310 ¥25,900
2015 年 302 538 ¥2,816 ¥40,800
2014 年 340 683 ¥2,420 ¥42,830
2013 年 284 510 ¥1,688 ¥53,900
2012 年 208 321 ¥2,640 ¥64,900
2011 年 271 432 ¥3,938 ¥63,800
2010 年 172 226 ¥2,640 ¥76,500
2009 年 247 375 ¥3,278 ¥82,170
2008 年 177 281 ¥3,740 ¥85,800
2007 年 164 233 ¥2,464 ¥83,600
2006 年 130 200 ¥3,300 ¥85,800
2005 年 138 192 ¥3,880 ¥118,800
2004 年 131 214 ¥2,180 ¥83,600
2003 年 82 119 ¥4,705 ¥110,000
2002 年 116 183 ¥3,520 ¥96,800
2001 年 103 186 ¥3,180 ¥72,710
2000 年 97 168 ¥2,680 ¥97,000
1999 年 88 116 ¥2,880 ¥104,060
1998 年 63 101 ¥4,180 ¥124,000
1997 年 68 109 ¥3,884 ¥79,200
1996 年 51 91 ¥11,330 ¥88,440
1995 年 52 80 ¥5,680 ¥49,800
1994 年 36 50 ¥9,075 ¥80,520
1993 年解説は準備中 31 34 ¥14,300 ¥135,410
1991 年解説は準備中 21 25 ¥16,500 ¥80,300
1990 年解説は準備中 30 45 ¥12,000 ¥104,060
1989 年 35 41 ¥16,280 ¥88,000

在庫あり銘柄が 20 銘柄以上ある年だけ載せています。中央値は各銘柄の 750ml 最安値の中央値で、古い年ほど高額な銘柄に偏ります。各年の作柄は下の「年ごとの作柄」と、年のページに。

年ごとの作柄 天候と仕上がりの要約

2025 年
2025 年のブルゴーニュは、開花が 5 月下旬と早く、8 月 18 日にクレマン用のぶどうから収穫が始まった早熟の年です。夏の猛暑で実が凝縮した一方、収穫期には雨も入り込み、天候を読みながらの収穫になりました。
2024 年
2024 年のブルゴーニュは、春の遅霜と雹、開花期の長雨で収穫量が例年を大きく下回った年です。8月の乾燥した好天が実りを後押しし、白はシトラスを思わせるフレッシュな果実味、赤はきめ細かいタンニンと赤い果実の香りを見せています。
2023 年
2023 年のブルゴーニュは、乾いた冬から遅めの芽吹きで春の霜を逃れ、8月末の記録的な暑さの中で収穫が始まった年です。赤は色調の濃さと張りのある酸、白はシャブリを中心とした豊かな果実味が持ち味で、量にも恵まれたこの年のワインを飲み比べてみてください。
2022 年
2022 年のブルゴーニュは、記録的に早い開花と真夏の熱波を、6月のまとまった雨が支えた年です。発芽が遅く4月の霜の被害は軽く済み、8月中旬から9月第3週まで一月がかりで収穫が進みました。
2021 年
2021 年のブルゴーニュは、4月初旬に3日続いた厳しい霜でぶどうの多くを失い、収量が大きく落ち込んだ年です。生き残った房は長い生育期でゆっくり熟し、赤はピノ・ノワールの繊細さが、白はシャルドネの高い酸が際立ちました。
2020 年
2020 年のブルゴーニュは、記録的な早さで芽吹きを迎え、遅霜を逃れて開花から収穫までひと続きに早いペースで進んだ年です。8月の熱波を挟みながらも8月半ばには収穫が始まり、酸を保ったまま完熟したぶどうが集まりました。
2019 年
2019 年のブルゴーニュは、4月の遅霜と6月の花振るいをくぐり抜け、暑く乾いた夏でぶどうが凝縮しながら完熟しました。赤白ともに健全な果実から生まれた、糖度と酸のバランスが良いワインを味わってみてください。
2018 年
2018 年のブルゴーニュは、雨の多い冬から一転して高温乾燥の夏が続き、開花も収穫も例年より早く進んだ年です。ぶどうは健全な状態を保ち、赤は骨格のしっかりした果実味、白は香り豊かな仕上がりとなっており、飲み比べてみたくなります。
2017 年
2017 年のブルゴーニュは、4月の遅霜をわら束の煙で乗り切り、6月上旬の理想的な開花で平年並みの収量を取り戻した年です。赤は瑞々しい果実味とやわらかなタンニン、白は柑橘や白い花の香りが際立ち、赤白とも早くから楽しめます。
2016 年
2016 年のブルゴーニュは、4月下旬の急な遅霜に見舞われた年です。被害はグラン・クリュやプルミエ・クリュの中腹にまで及び、収穫量は平年を大きく下回りました。
2015 年
2015 年のブルゴーニュは、暖かく乾いた春と夏が続き、開花が早まった年です。7 月には記録的な猛暑となり、収穫は 8 月末から好天のもとで始まりました。
2014 年
2014 年のブルゴーニュは、6月末の雹害と涼しい夏を、9月の乾いた晴天が挽回した年です。開花は例年より10日早く進みましたが、6月28日にコート・ド・ボーヌとマコネのリュニー周辺を雹が襲いました。
2013 年
2013 年のブルゴーニュは、低温と長雨の春から一転、7月の雹と9月末以降の遅い収穫を経て仕上がった年です。開花の遅れで収量は絞られ、赤はコート・ド・ニュイを中心に熟すまで待った分、香りの層が厚く仕上がりました。
2012 年
2012 年のブルゴーニュは、春の低温と多雨で開花がそろわず、花ぶるいや結実不良で収量が大きく落ち込みました。7 月からは乾いた晴天が続き、9 月半ばの収穫では健全なぶどうが実り、赤は骨格のしっかりした、白は伸びやかな香りの仕上がりです。
2011 年
2011 年のブルゴーニュは、記録的に早い芽吹きと開花で幕を開けた年です。7 月には雹を伴う嵐が畑を襲いましたが、8 月下旬からの乾いた晴天が実りを引き寄せました。
2010 年
2010 年のブルゴーニュは、マイナス 20℃ まで下がった厳しい冬と、開花期の花ぶるい・結実不良で収量が絞られた年です。数少ない房から生まれた凝縮感は赤にも白にも表れています。
2009 年
2009 年のブルゴーニュは、春の芽吹きから収穫まで天候にはぐくまれ、8 月半ばには健全なぶどうがそろって色づいた年です。赤は深い色合いと丸いタンニンで早くから飲み頃を迎え、白も畑ごとの個性がくっきり出ました。
2008 年
2008 年のブルゴーニュは、9 月半ばまで続いた曇天と降雨に生産者が苦しんだのち、乾いた北風とともに天候が急に持ち直した年です。厳しい選果を経た赤は数年で香りの複雑さが増す骨格のしっかりしたタイプ、白はシャブリ中心に清涼感とミネラル感が際立つ年です。
2007 年
2007 年のブルゴーニュは、肌寒く雨がちな夏から一転、9 月に入って乾いた北風とともに晴天が戻り、際どいところで収穫を迎えました。赤は澄んだ果実の香りと柔らかなタンニンで早くから楽しめ、白は伸びやかな酸とミネラル感が魅力です。
2006 年
2006 年のブルゴーニュは、猛暑と乾燥が続いた 7 月から一転、雨がちな 8 月を経て、 9 月の天候回復が仕上げを支えた年です。白はコート・ド・ボーヌからシャブリまで安定した出来を見せ、赤はコート・ド・ニュイがひときわ端正な仕上がりを見せました。
2005 年
2005 年のブルゴーニュは、乾燥した晩夏と健全なぶどうに恵まれました。コート・ド・ニュイでは北からの乾いた風が病気の広がりを抑え、赤は凝縮感のある仕上がりに、白もシャルドネの酸と厚みが両立しています。
2004 年
2004 年のブルゴーニュは、夏の雹や曇りがちな天候を乗り越え、9 月の晴天でぶどうの成熟が持ち直した年です。白は酸とふくよかさのバランスに優れ、赤はピノ・ノワールらしい繊細な果実味が際立ちます。
2003 年
2003 年のブルゴーニュは記録的な猛暑と早い収穫が特徴の年です。赤ワインは熟した果実の凝縮感と丸みのあるタンニンに恵まれ、白ワインも時間をかけて厚みと落ち着きを増しました。
2002 年
2002 年のブルゴーニュは、記録的な乾燥に見舞われた生育期を経て、9 月半ばから健全な果実を収穫できた年です。赤は数年で丸みを増すタイプ、白は早めに開けて楽しむと安心なタイプに仕上がりました。
2001 年
2001 年のブルゴーニュは、6 月の開花が寒さで長引き、8 月 2 日にはヴォルネイ周辺を雹が襲うなど、収穫まで気候に翻弄された年です。厚い果皮に恵まれた赤は色づきとしっかりしたタンニンを備え、コート・ド・ボーヌの白は締まった酸を残しました。
2000 年
2000 年のブルゴーニュは、生育期を通じて天候が安定せず、収穫期のコート・ド・ボーヌを雹をともなう嵐が襲った年です。一方でコート・ド・ニュイは比較的落ち着いて収穫を終え、白ワインは思いがけず力強い仕上がりとなりました。
1999 年
1999 年のブルゴーニュは、春の多雨とべと病への対応に追われながらも、8 月半ばから 9 月半ばにかけての晴天と高温で糖度が一気に高まった年です。赤はピノ・ノワールの色づきとタンニンの充実が際立ち、熟成による変化をゆっくり楽しめる 1 本を探してみてください。
1998 年
1998 年のブルゴーニュは、生育期に霜や雹、うどんこ病に見舞われた年です。8 月には気温が 40℃近くまで上がって乾燥が進みましたが、9 月に乾いた風が吹いて畑を守り、皮の厚い凝縮感のあるぶどうを収穫できました。
1997 年
1997 年のブルゴーニュは、開花期の不安定な天候で収量を落としながらも、8 月の記録的な暑さでぶどうの糖度が大きく伸びた年です。9 月の乾いた好天のもと健全な果実を収穫し、赤は若いうちからなめらかに楽しめる仕上がりになりました。
1996 年
1996 年のブルゴーニュは、9 月に乾いた北風が三週間続き、高い酸を保ったまま完熟したぶどうが集まった年です。夏は雨がちで収量は多めでしたが、健全な果実のおかげで赤はコート・ド・ニュイ中心に骨格がしっかりし、白は澄んだ果実味と高い酸を備えています。
1995 年
1995 年のブルゴーニュは、開花期の天候の乱れで花ぶるいが起こり、小粒で収量の少ないぶどうとなった年です。厚い果皮に守られた実からは、色と骨格のしっかりした赤と、厚みのある白が生まれました。
1994 年
1994 年のブルゴーニュは、8 月まで乾燥した夏から一転、収穫期の 9 月に入って雨が続いた年です。長期熟成向きではなく、数年で飲み頃を迎える早めのタイプです。
1989 年
1989 年のブルゴーニュは、春先の遅霜と雹を乗り越え、夏の高温乾燥を経て 9 月中旬という早い時期に収穫が始まりました。赤はなめらかな渋みで親しみやすく、白はコート・ド・ボーヌを中心にふくよかな果実味をたたえています。

作柄の記述は BIVB の年次リポートと輸入元・専門誌の公開情報を元にしています。各年のページに、生育期の経過・仕上がりの特徴・買い方の目安を載せています。